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特許・商標・意匠調査

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自分でできる特許分類コードFIを使った無料の特許検索調査の方法
検索結果一覧からの特許の絞り込み
特許、実用新案の検索ができたら
「検索結果一覧からの特許の絞り込み」

「経過情報」(III)

権利消滅

「経過情報」(IV)

拒絶査定

参考、類似の特許から特許分類コードFIの見当をつける
「特許分類コードFIの抽出」
特許分類コードFIの抽出ができたら
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(1)「発明の名称」で絞る。

検索結果の一覧に表示されている「発明の名称」を見て、

「どんな物品」の「どの機能」かを読んで、

明らかに対象の物品以外の特許だったり、対象の物品に関する特許であっても、

違う部位や機能に関する特許であれば、

その時点でチェックする候補から外していきます。

ただし、違う部位や機能であっても、
少しでも怪しい、心配だと感じる場合はチェック候補に残しておいて、
次以降のステップで選別しても良いでしょう。

今回の場合、
「ガードが立ち上がり、カッター使用時の指のケガを予防する定規」を考えているので、
「楯壁を設けた多様定規」という「発明の名称」は、
対象とする物品、および機能ともに一致しているので、
より詳しくチェックしていく必要があります。

 

 

(2)「図面(図)」で絞る。

タイトルを見て絞ったチェック候補をより詳しく見ていきます。

検索結果の一覧でチェックする特許のタイトルをクリックすると、
特許の概要が表示されます。そのうち、画面右側に表示される図を見ます。

最初に表示される「代表図面」が
その特許の内容を良く示す図になっていることが多いので、
図を見て、特許の対象の物品やその部位、部品構成や機能などを確認します。

図は、左右に表示されている矢印で他の図を見ることもできるので、
代表図面だけでは判断できない場合は、他の図も見てみましょう。

※ここでは、まだ数多くのチェック候補を見て
対象を絞っていかなければならないので、
あまり考えすぎず、図を見て直感的に判断していきましょう。

 

 

 

▲図面をチェックして絞り込む▲

(3)「経過情報」を見る。

 

((I)未審査請求によるみなし取下 の例 )

(1)、(2)で絞り込んだり、判断できなかった特許・実用新案については、
つぎに「経過情報」をチェックします。

「経過情報」を読むことにより、チェックした特許・実用新案について、
特許として成立し権利が有効な状態なのか、
まだ審査請求していない状態なのか、既に権利が消滅している状態なのかなど、
現在どんな状態なのかを把握することができます。

「経過情報」を見るには、文献が表示された状態で「経過情報」をクリックします。
 

 

 

▲「経過情報」をクリック▲

経過情報が表示されます。

「出願細項目記事」に注目します。

 

今回調べた「盾壁を設けた多様定規」については、
「~未審査請求によるみなし取下~」と書かれており、
これは審査請求がなされないまま、期限切れとなり権利化されなかったことを意味します。
そのため、このアイディアを利用しても問題になりません。

 

ただし、この場合、単に審査請求をしなかっただけであり、
他に類似の特許が出願されていたり、権利化されていたりする可能性は残っているので、
この一つを読んだだけで判断することはできません。

△△△ ページトップへ

 


 

 

▲「出願細項目記事」を見る▲

「出願細項目記事」に関して、私が経験した、主だったものを紹介しておきますと、

 

(I)未審査請求によるみなし取下<上記例。既出>

(II)「登録記事」欄があり、特許番号が書かれている場合

  

(III)権利消滅

 

(IV)拒絶査定

 

というのがあります。

 

(II)「登録記事」欄があり、特許番号が書かれている場合

 

権利化されており、権利も有効です。

 

※権利が切れたばかりの場合、

 経過情報が「権利消滅」に更新されていないこともありますので、

 必ず「出願日」もチェックしてください。

※もしも「公開特許」や「公開実用新案」をチェックしていて、

「経過情報」で権利化が判明した場合、

必ず、特許・実用新案の登録記事を読んで下さい。

理由としましては、公開記事と登録記事とでは、

内容が修正されている可能性があるため、

あくまでも権利化されている登録記事をチェックして判断してください。

 

 

 

 

▲登録記事欄。特許番号をチェック。▲

(III)権利消滅

権利が切れているので、アイディアを使用しても問題ありません。

 

 

 

▲登録記事欄。権利消滅。▲

(IV)拒絶査定

 

拒絶査定されているので、権利化されていません。

 

ただし、査定を不服として申し立てをして、査定が確定していないことがあるので、

状況を確認する必要があります。

 

状況を確認するには、経過情報画面で「出願情報」をクリックします。

 

また、拒絶査定された場合は、

拒絶の根拠となる特許番号がわかるので参考にすることができますし、

類似した特許がヒットしているということは、

自分のアイディアも現在権利が有効な特許や実用新案に抵触してしまうかもしれません。

 

 

 

▲「拒絶査定」>出願情報をクリック。▲

 

「出願情報」が表示されたら、下にスクロールします。

 

▲「出願情報」>下にスクロール。▲

スクロールしたら、「審査記録」をチェックします。

 

この場合、一番下が「拒絶査定」となっているので、

拒絶査定で確定していそうです。

 

この部分に不服申し立て的なことが書かれている場合、

「拒絶査定」が確定していませんので、

最終的に査定が覆り、権利化される可能性があるので、

引き続き、動向に注意する必要があります。

 

また、「引用調査データ記事」欄には、

「拒絶査定」の根拠となった特許や実用新案が記載されており、

「引用文献番号」をクリックすれば、すぐにその文献をチェックすることができます。

 

「引用文献」をチェックすると、拒絶査定された特許や実用新案に似ていたり、

全く同じ内容(!?)なんていうケースもあるので、

自身のアイディアを見直すにも役立つことがあるかもしれません。

 

 

※個人的には、査定が確定していない、不安定なアイディアについては、

採用を見送り、他の案を検討するのが商品開発の安全な近道になると考えます。

△△△ ページトップへ

 

▲「審査記録」や「引用文献」をチェック。▲

 

(4)「請求項[1]」を読む。

(3)までのプロセスで絞り込めなかった特許・実用新案については、

その内容を確認する必要があります。

 

チェックするのは、「請求項」です。

 

請求項には、請求項[1]にメインの内容が書かれており、

請求項[2]以降は、「~を特徴とする請求項[1]の〇〇」となっていることが多いので、

請求項[1]の内容さえ回避できていれば、以降の請求項に引っ掛かることはありません。

 

そのため請求項[2]以降については、

まずはサラッと読んで、「~を特徴とする請求項[●]の〇〇」的な表現を探しましょう。

 

 

※もしも権利化されていた文書をチェックする場合、

「”公開”特許」や「”公開”実用新案」ではなく、

「特許公報」、「実用新案公報」を読みましょう。

 

理由としましては、公開されたときと、権利化(登録)されたときとで、

請求項の内容が修正されていることがあるからです。

 

内容が変更された場合、

特許公報を見ると、請求項の文章にアンダーラインが引かれていますので、

「公開特許」の内容では抵触してしまうけれども、

権利化した「特許公報」では回避できてしまっているというケースもありますので、

あきらめずに最後まで内容をチェックしましょう。

公開特許公報から、特許公報の間で、内容が変更された特許の例を示します。

 

この例では、公開特許公報と特許公報との間で、

ホッチキスの機構についての説明が詳しくなっています。

 

恐らく、権利化の範囲をより明確にするための変更ではないかと思われます。

△△△ ページトップへ

 

 

▲「公開特許公報」時点での請求項1。▲

 

▲「特許公報」での請求項1。▲

 

<参考>査定不服の例

「拒絶査定」を受け、不服を申し立てた例を挙げておきます。

 

この事例では、「拒絶査定」→「意見書(不服申し立て)」を出し、

2度も「手続補正書の提出(特許の内容を修正)」を行ったにも関わらず、

最終的に「拒絶査定」されています。

 

引用文献を見ると、確かに内容が似ているというか、やろうとしていることが同じなので、

特許に求められる「新規性」の部分がどうしてもクリアできなかったのではないかと推測されます。

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▲「査定不服」>>>「請求不成立」。「出願情報」をクリック。▲

 

▲「出願情報」。下にスクロール。▲

 

▲「出願情報」。下にスクロール。▲

 

<参考>実用新案 技術評価の実施例

実用新案は申請すれば、審査をせず、すぐに登録されますが、

実際に権利を主張するためには、

技術評価という、特許で言う審査のようなプロセスを経ることが必要です。

 

技術評価は、申請者自身が自らの権利を主張するためだけでなく、

その実用新案のアイディアを使おうとする申請者以外の人が、

その有効性を確認するために請求することがあります。

 

ここでは、スツールとしても使える折り畳み式の収納箱について、

技術評価が行われた例を示します。

 

「経過情報」>「出願情報」>下にスクロールして「審査記録」をチェックします。

 

▲実用新案の技術評価の例 経過情報をクリック▲

 

▲経過情報 > 出願情報をクリック▲

 

▲出願情報 下にスクロール▲

「審査記録」を見ますと、

「実用新案 技術評価請求(他人)」がなされ、

「技術評価(結果の)通知」されていることがわかります。

 

さらに、その通知の内容については、「審査書類情報」で確認することができます。

 

「出願情報」の画面を上にスクロールして戻ります。

 

▲審査記録 上にスクロールして戻る▲

「経過情報」右上の「審査書類情報」をクリックします。

 

▲経過情報 審査書類情報をクリック▲

すると、審査書類情報紹介の「参照可能書類リスト」が表示されます。

 

ここには、登録願や図面など、

その特許や実用新案にまつわる書類がリストアップされており、参照することができます。

 

▲審査書類情報照会 参照可能書類リスト▲

リスト上、「実用新案技術評価の通知」をクリックすると、

「(実用新案技術評価の)通知書」が表示されます。

 

この通知を下にスクロールすると、

「評価の項目」があり、「請求項」とその「評価」が記されています。

 

▲(実用新案 技術評価の)通知書 下にスクロール▲

「評価」は6個あり、

 

1~5であれば、何らかの理由で請求項に新規性・進歩性が無く、

実用新案としての権利化は難しく、

6であれば、新規性を否定する文献を発見できない、

すなわち新規性・進歩性があり、有効であるといえます。

 

 

今回の例であれば、

請求項2,4については、評価2、進歩性が無いと判定されています。

 

一方で、請求項1,3について、評価6で否定する文献を発見できないと評価されているので、

請求項1,3については注意(回避)する必要があります。

 

▲請求項と評価 進歩性無し▲

 

▲請求項と評価 否定する文献無し▲

※余談ですが、この実用新案の請求項1が実にやっかいだったので、

あわよくば技術評価で「新規性が無い」と判定されていて欲しいと

と思って調べてみましたがダメで、泣く泣く別の案を考えることになりました。

△△△ ページトップへ

 

<参考>特許の検索結果の絞り込みに関するあれこれ

●少しずつチェックを進めたい場合は、

「FIを使った特許・実用新案のキーワード検索」のページに記載した、

「<参考>検索結果の一覧を簡易的にEXCEL化する方法」

を参考に検索結果の一覧表を作成し、チェックやメモを入れていけば、

自分のペースでチェックすることもできます。

 

●チェックの仕方としましては、検索結果の一覧に並んでいる順に見ていくのであれば、

特許の概要画面右上の「次の文献」をクリックすれば、順番に特許の概要が表示されるので、

検索結果の一覧を片っ端からチェックする場合や、チェック候補が多い場合はこちらが便利だと思います。

もしも検索結果の一覧のうち、チェック候補の次がいくつか開いて次のチェック候補が存在する場合、

ブラウザの戻るボタン、もしくは画面上方にある「前画面へ戻る」をクリックして検索結果の一覧に戻ります。

 

●細かいテクニックになりますが、「次の文献」か「戻る」かの判断基準としましては、

「戻る」場合、「戻る」→[次の対象をクリック]の2クリックが必要になりますので、

調べたい特許の間が2つ以上開く場合は、「戻る」を押したほうが早いと思われます。

ただし、この点についてはネット環境や個々人の向き不向きなどもありますので、

実際に何度か自分で試してみて、自分に合った方法を採用してください。

 

 

●100円均一のアイテムなどをチェックしていると、

権利が消滅した後しばらくすると、そのアイディアを使用したアイテムが登場したりしてくることもあり、

こういった観点でお店の売り場を見てみるのも面白いです。

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ろむーん Romoon

​Idea for Smile! アイデアで笑顔を創る をミッションに、複数のメーカーで商品開発18年。現役工業デザイナー。

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